以前から気になっていたRaspberry Piをポチッと購入しました。
こんなものをたったの$35で販売されたら、組み込み屋としては商売あがったりです。マイコンを選定して、周辺回路を書いて、基板をおこして、実装して、そしてOSやドライバのポーティングからソフトをちまちま書いているのがばかばかしくなります。
Linuxで何かをさせるのは初めてになりますが、当面はUSBカメラを用いた監視カメラ(勝手に人の庭を通り抜ける輩がいる!)と、気温ロガーにでも仕立ててみようかと考えています。
このRaspberry Pi、願わくばSATAインターフェースがあれば最高だったんですけどね。SSDも安くなりましたから、かなり高速なデータも安心して保存できますし。
購入先はRSコンポーネンツですが、おそらく海外からの発送になりますので納期がかなりかかりそうです。しばらくは、慣れないLinux関係の調査と、開発環境の整備をしていく予定です。
2012年11月30日金曜日
2012年11月24日土曜日
LCD換装成功のポイント
「ThinkPad Edge E430のHD+化計画[実施編]」で書いたように、E430の液晶パネルをHD+(1600x900)に交換することに成功しましたが、成功するにはいろいろと関門があります。私の場合は運も味方してくれたので成功しましたが、2chの書き込みを見るとFullHD化で苦労されている方もいらっしゃるようなので、私が気がついた範囲で成功へのポイントをまとめておきたいと思います。
ただし、下記に書いたのはあくまでも私が経験した中で気がついたことですので、他にもチェックすべきポイントがあるだろうと思います。また、LCDパネル本体に関わる情報はあまり十分に得られませんでしたので、多分に私の「推測」が含まれることはご承知おきください。
●電気的仕様の合致
ただし、下記に書いたのはあくまでも私が経験した中で気がついたことですので、他にもチェックすべきポイントがあるだろうと思います。また、LCDパネル本体に関わる情報はあまり十分に得られませんでしたので、多分に私の「推測」が含まれることはご承知おきください。
●電気的仕様の合致
- Videoチップから必要な信号が出ているか?
- その信号がマザーボード上で配線され、コネクタまで接続されているか?
- LCDケーブル上で必要な信号を通す配線がなされているか?
- 使用するLCDパネルの信号規格が合致しているか?
現在の主要な方式としてLVDSまたはeDP?
Single Channel(いわゆる1ch LVDS)またはDual Channel(2ch LVDS)?
eDPの場合は1レーンor2レーン? - LCDパネルのバックライトタイプは合っているか?(LEDまたはCCFL)
●物理的仕様の合致
- LCDパネルのサイズ
- ワイドタイプ(16:9)か、ノーマルタイプ(4:3)か
- コネクタタイプとピン数(最近のLEDバックライトのものVESA規格の40pinタイプが多い)
- コネクタの位置(LCDパネル端にあるものや、パネルの中ほどのもの、上側にあるものもある。最悪、LCDケーブルが届かない)
- LCDパネルの取り付けネジの位置(同じサイズ・規格のパネルならだいたい合っているのではないか?)
●BIOSレベルでのソフトウェア仕様の対応状況
- BIOSがEDIDを読んで、それに合う表示方法に対応できるか?
(場合によっては、BIOS起動の期間中は何も表示されないということがあるかも)
●OS(Windows)レベルでのソフトウェアの対応状況
- 必要なinfファイルが用意されているか?
- ドライバがEDIDを読んで、それに合う表示方法に対応できるか?
ちなみに私が成功したE430のHD+化では、電気的仕様の1ch LVDS→2ch LVDSとLCDケーブルでの配線状況がキモの部分でした。そのほかの条件については、幸い既にPC側で対応ができていたようですので、パネルをHD+に代えてもBIOS画面は完璧に表示されますし(表示範囲が小さくなったりはしない)、Windows側でも自動的に最適なドライバ設定がされました。
E430とE530では同じマザーボードだろうという推測が成り立ったことと、海外ではE530にHD+へのカスタマイズオプションがあったことなどから、E430でも上記のほとんどの条件はクリアしているだろうという予測ができましたので、それらが大きな後押しになり、実行に踏み切ることができました。
2012年11月21日水曜日
QUICPayデビュー
いまさら感満載ですが、QUICPayにデビューしました。
コンビニで昼食を買うことが多いのですが、小銭の出し入れが面倒なだけでなく、できればクレジットカードのポイントも付けたかったので、これまではスマートICOCAで支払いをしていました。スマートICOCAは都度チャージが必要ではありますが、スマートICOCAカードだけでクレジットカード引き落としのチャージができるのでそれなりに重宝していましたが、電車通勤ではなくなったのでチャージ機に行く機会が全くなくなってしまいました。何かと理由を作ってチャージしに駅に行っていましたけれど、なんだか面倒になってきたところで、いま使っている携帯はおサイフケータイであることを思い出しました。
さっそく、持ち合わせのクレジットカードの会社に申し込み、IDとパスワードを入手しました。しかし、問題はここからです。
私はケータイでネットを見ることがなく、一番安い契約(=定額プランではない)にしていたので、QUICPayの初期設定ごときで無駄にパケット代がかかるのは不本意です。せっかく少しでもポイント稼いで取り戻そうとしているのに、そのパケット代が高いようでは元の木阿弥です。
幸い、ケータイにはもともとQUICPay設定アプリが入っていたので、アプリのダウンロードは必要ないなと思っていましたが、設定を始めると「最新版のダウンロードが必要」とか何とかで、結局ダウンロードさせられる羽目になりました。
そして、いざ設定を始めると、なかなか表示されません。3Gケータイで速度が遅いのも原因の一つだろうとは思いますが、設定時にクレジットカードの種類を指定するのにいちいちネットでクレジットカードの画像(ロゴ)を何枚もダウンロードさせるではないですか!そして、言われるままにカードの種類を選びましたけど、よく考えると先に申し込みをしてIDを取得しているのですからもうどのクレジットカードかは分かっているはず。それなのになぜ、わざわざパケットを使ってカードの種類を選ばせるのだろう。
その後、IDとパスワードを入れて、設定ボタンを押す。すると、登録完了となりました。
えっと、結局はIDとパスワードを入力させて、それをSSLとかで暗号化してホストに通知して、代わりにホストから受け取った設定情報をケータイのRFIDに書き込むだけですよね?それだけの作業のために、アプリのダウンロードやら(不要な)クレジットカードのロゴ画像ダウンロードやらが必要なのだろうか?無駄にパケット代を使わせようとする作為的なものを感じてしまう。
とりあえず、設定は完了した(してしまった)ので、できるだけQUICPayを使って、クレジットカードのポイント分で元を取り返さなくては・・・と思います。
コンビニで昼食を買うことが多いのですが、小銭の出し入れが面倒なだけでなく、できればクレジットカードのポイントも付けたかったので、これまではスマートICOCAで支払いをしていました。スマートICOCAは都度チャージが必要ではありますが、スマートICOCAカードだけでクレジットカード引き落としのチャージができるのでそれなりに重宝していましたが、電車通勤ではなくなったのでチャージ機に行く機会が全くなくなってしまいました。何かと理由を作ってチャージしに駅に行っていましたけれど、なんだか面倒になってきたところで、いま使っている携帯はおサイフケータイであることを思い出しました。
さっそく、持ち合わせのクレジットカードの会社に申し込み、IDとパスワードを入手しました。しかし、問題はここからです。
私はケータイでネットを見ることがなく、一番安い契約(=定額プランではない)にしていたので、QUICPayの初期設定ごときで無駄にパケット代がかかるのは不本意です。せっかく少しでもポイント稼いで取り戻そうとしているのに、そのパケット代が高いようでは元の木阿弥です。
幸い、ケータイにはもともとQUICPay設定アプリが入っていたので、アプリのダウンロードは必要ないなと思っていましたが、設定を始めると「最新版のダウンロードが必要」とか何とかで、結局ダウンロードさせられる羽目になりました。
そして、いざ設定を始めると、なかなか表示されません。3Gケータイで速度が遅いのも原因の一つだろうとは思いますが、設定時にクレジットカードの種類を指定するのにいちいちネットでクレジットカードの画像(ロゴ)を何枚もダウンロードさせるではないですか!そして、言われるままにカードの種類を選びましたけど、よく考えると先に申し込みをしてIDを取得しているのですからもうどのクレジットカードかは分かっているはず。それなのになぜ、わざわざパケットを使ってカードの種類を選ばせるのだろう。
その後、IDとパスワードを入れて、設定ボタンを押す。すると、登録完了となりました。
えっと、結局はIDとパスワードを入力させて、それをSSLとかで暗号化してホストに通知して、代わりにホストから受け取った設定情報をケータイのRFIDに書き込むだけですよね?それだけの作業のために、アプリのダウンロードやら(不要な)クレジットカードのロゴ画像ダウンロードやらが必要なのだろうか?無駄にパケット代を使わせようとする作為的なものを感じてしまう。
とりあえず、設定は完了した(してしまった)ので、できるだけQUICPayを使って、クレジットカードのポイント分で元を取り返さなくては・・・と思います。
2012年11月20日火曜日
ThinkPad Edge E430のHD+化計画[実施編]
ThinkPad Edge E430のLCDパネルをFWXGA(1366x768)→HD+(1600x900)に換装することができました。
「準備編」では、独自にいろいろと調査をし、だいたいHD+化できそうなところまで辿り着きつつも、LCDパネルのケーブルの問題で足踏みをしていました。本日、同じEdgeシリーズのE530用のLCDケーブルを入手することができましたので、そのケーブルを使ってみると見事に表示されるようになりました。画像は後日公開します。
というわけで、今は広くなった画面でこれを書いています。なかなかいいです。
予備調査とかいろいろ時間はかかったのですが、突き詰めると次の2つのものを交換するだけでできました。
LCDパネル:LP140WD1-TLA1(LG Display)
LCDケーブル:FRU 04W4124(E530用のLCDケーブル)
RAM増設やHDD→SSD換装くらいならまだしも、ここまで改造してしまうともう本来の保証は受けられないだろうと思います。もしも、やってみようと思われる方がいましたら、そのときはそれなりの覚悟を持って、自己責任ということでお願いします。
ちなみに私のE430は、ビデオチップの載っていないモデル(Core i7-3612QMのみ)です。載っている場合でも同じマザーボードのようなのでたぶん大丈夫だと思いますが、実際に改造して確認したわけではありません。
さて、ここまで分かればあとはハードウェア保守マニュアルに従って交換すればできるのですが、マニュアルどおりにやろうとすると、PC本体からLCDユニットを丸ごと外すことになります。このとき、WLANのアンテナケーブルを全部外すことになるのでちょっと手間です。そこで、自分の備忘録のためにも、気がついたポイントを書いておこうと思います。
「準備編」では、独自にいろいろと調査をし、だいたいHD+化できそうなところまで辿り着きつつも、LCDパネルのケーブルの問題で足踏みをしていました。本日、同じEdgeシリーズのE530用のLCDケーブルを入手することができましたので、そのケーブルを使ってみると見事に表示されるようになりました。画像は後日公開します。
というわけで、今は広くなった画面でこれを書いています。なかなかいいです。
予備調査とかいろいろ時間はかかったのですが、突き詰めると次の2つのものを交換するだけでできました。
LCDパネル:LP140WD1-TLA1(LG Display)
LCDケーブル:FRU 04W4124(E530用のLCDケーブル)
RAM増設やHDD→SSD換装くらいならまだしも、ここまで改造してしまうともう本来の保証は受けられないだろうと思います。もしも、やってみようと思われる方がいましたら、そのときはそれなりの覚悟を持って、自己責任ということでお願いします。
ちなみに私のE430は、ビデオチップの載っていないモデル(Core i7-3612QMのみ)です。載っている場合でも同じマザーボードのようなのでたぶん大丈夫だと思いますが、実際に改造して確認したわけではありません。
さて、ここまで分かればあとはハードウェア保守マニュアルに従って交換すればできるのですが、マニュアルどおりにやろうとすると、PC本体からLCDユニットを丸ごと外すことになります。このとき、WLANのアンテナケーブルを全部外すことになるのでちょっと手間です。そこで、自分の備忘録のためにも、気がついたポイントを書いておこうと思います。
- E430の裏にある「大型の下部カバー」「HDD」「光学ドライブ」をマニュアルどおりに外します。
- そして「キーボード」と「キーボードベゼル」も外します。
- 次に、LCDユニットは本体につけたまま、「LCDベゼル」を外します。
LCDの四隅にあるゴムクッションをめくって、その下にあるネジを外します。
LCDベゼルをうまく外すコツは、外側から開こうとするのではなく、内側から爪を差し込んで(LCD表示部分とベゼルの間)、ベゼル自体を外向きに広げてねじるように起こすと外れます。まずは、ベゼルが細いLCDの左右側から外し、その後LCD上側、最後にLCD下側の順にやると外れやすいです。ベゼルはかなり薄い部品ですぐ折れそうな気がしますが、意外と柔軟です。慣れると、ポキポキと音を立てながら気持ちよく外れていきます。 - 「LCDベゼル」を外したら、「LCD背面カバー」(要は天板)を外します。
ベゼルを外していますので、LCDの下の方でヒンジにネジ4本で固定されているのが見えます。LCDパネルを目一杯開いておくと、ドライバーがPC本体に当たりつつも、何とかそのネジを回せると思います。ネジを4本とも外すと、天板が自重で落ちますから手で支えながら外してください。場合によっては、LCDケーブルにストレスがかかって切れたり、LCDパネルのコネクタを損傷してしまいます。 - LCDパネル背面のコネクタを抜きます。コネクタ全体がテープで固定されていますので、まずはテープから外します。
- 次に、「LCDパネル」そのものを取り付けステーから外します。
LCDパネルの真横から左右それぞれ3カ所ずつネジ止めされていますのでこれを外すと、LCDパネル本体がそっくりそのまま外れます。 - この状態では、PC本体から2本の細長いLCD取り付けステーがヒンジに取り付けられたまま残っているはずです。そのうちの向かって左側(LCDケーブルが通っている方)のヒンジを固定しているネジ2本を外します。ヒンジを持ち上げると、これでLCDケーブルが取り外せるようになります。
- LCDケーブルを固定しているテープ類を全部取ります。また、LCDケーブルは天板にも粘着テープでくっついているので、切らないように丁寧に取り外します。内蔵カメラとマイク基板も外します。
- これで、元のLCDケーブルは完全に外れました。あとは、逆の手順で購入したE530用のLCDケーブルをつけます。このケーブルは少し長いので、ケーブルの収まり具合をよく考えて固定していきます。また、新しいLCDパネルも同じように取り付けます。ネジ穴は合っているので追加工なしで取り付けられるのは助かりました。
元に戻すときに気をつけるべき点は、天板をヒンジに固定するネジ(上の手順4)を締める前に、WLANのアンテナケーブルが噛んでいないかどうかを確認することです。アンテナケーブルは、ヒンジの下ではなく、ヒンジの横を通すのが正解です。
部品の購入に関しては、LCDパネルはeBayで購入しました。別に日本の業者からも買えるのですが、値段が高いのと問い合わせをしたときの応対が非常に悪かったので、その業者は止めました。eBayで、且つ、中国からの購入を厭わないのであれば、かなり安く手に入れることができますが、尖閣問題でごたごたしている時期なのでアメリカから取り寄せました。それでも、円高のおかげで送料込み8500円くらいで買えました。
ただ、私が注文したのはLP140WD1-TLP1TLM1だったのですが、業者は、コンパチ品だと言って勝手に-TLA1を送りつけてきました。私の調査では、-TLP1-TLM1の方であればLCDケーブルを変更しないでも繋がった可能性があります。が、本当にコンパチ品なのかも知れません(=「やっぱりLCDケーブルの変更は必要だったかも知れません」の意)。結果的に換装できたのでヨシとします。
LCDケーブルは、Lenovoに注文しました。私はE430しか持っていないし、購入申し込みの時に聞かれるシリアルナンバーもE430のものを告げたのですが、E530のパーツをすんなり購入できました。ただ、見積FAXが来るまでに2週間もかかったのと、クレジットカード決済を頼んで何度もカード番号を電話で入力させられた挙げ句、カード情報は通らず、結局振り込み(もちろん、振り込み手数料はこちら持ちに・・・)になったのはいただけなかったです。
それから、Lenovoに電話したときに自動応答が出てシリアルナンバーを読み上げさせられるのですが、その音声認識がなかなかうまくいかないので最初からオペレータにつないでもらう方がイライラしなくて済みます吉です。
換装した後の感想ですが、やはり画面が広くなり1画面での情報量が増えたのはうれしいです。文字の大きさもFWXGAではやや大きめに見えていたのが、適正な大きさになった感じがします。大満足です。
残念なのは、調査の過程でマザー上のFETを飛ばしてしまったことと、購入したLCDパネルがグレアタイプ(いわゆる「ツルテカ」)になってしまった(グレア・ノングレアを指定できなかった)ため、自分の醜い顔が映り込んでしまう窓際では光が反射して見にくいということです。でも、まあ低反射フィルムでも貼れば、画面の保護にもなるし「ま、いっか!」と前向きに考えることにしています。
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