2015年11月22日日曜日

スマートルームミラーの評価

先日、車の修理で代車を借りた時、ルームミラーがスマートルームミラーでしたので、その時の感想や評価などを。ただし、スマートルームミラーというものが存在することを知らずに乗ったことを前提にした一方的な(?)感想であることを申し添えておきます。

最初に気づいた時は、「そこまでしなくても良いのでは?(普通のミラーで良いのでは?」と思いましたが、ギミックとしては面白いかも知れないな、と感じていました。が、実際に運転してみると・・・

  1. 動きがややカクついている

  2. 遠くの細かいものが潰れてしまっている(画素の粗さに制約されている)

  3. 立体視できないので、距離感が掴みづらい(物理的なミラーなら、両目で同時に見えている範囲はミラーまでの往復距離を含んでいるにしろ、立体視で距離を把握できている)

  4. 朝や夕方な日差しが低い時にまれに日が差し込んで、周りの光の映り込みが酷い時がある(ケータイやスマホの画面が直射日光下で見えない現象)

  5. 雨の日は映像がギラついてモザイクのようになる。リアウィンドウに水滴がついて、それが反射するせいもあるが、ワイパーで拭いても、ちょっとした曇りだけでもギラギラして、見えている光が1台の車なのか2台の車なのか分からないことがあるし、距離もぜんぜん把握できなくなる
というふうに感じました。なので、「なんでこんなものが必要なのかな?"面白い"という以外にメリットを見いだせない」と思いました。

その後、日産のHPで調べてみると、普通のミラーに切り替えができることを知りました。ミラー周りのスイッチをいじってみたんですが、気づきませんでした。これを知っていれば、もう少し肯定的に捉えられたかもしれません。

また、HPによると「大きな荷物を載せた時、大人数を載せた時に、視界を遮られずに後方を確認できる」という利点が挙げられていましたが、実際のところ20数年クルマを運転してきて、そういう状況になったことは数えるほども無かったです。
なので、個人的にはデメリットが多い中で、滅多にメリットを享受できなさそうなものに6万円も払う価値はないなぁ、というのが正直な意見です。